3.ユーザー車検(DR-Z400SM)
2013年1月
初めて同じバイクを2年乗り続けたため、車検を受けなければならなくなりました。
前タイヤのスリップサインがきわどかったのでお店に依頼するお金をタイヤに回すためユーザー車検に挑戦。
DR-Z400SMの車検はヘッドライトの光量が少ないため通りにくいらしいですが、結果タイヤ交換しかしてないのに合格…!?。∩(´∀`)∩ワァイ♪
参考にならないかもしれませんが、調べたことを次の車検用に記録を残しておきたいと思います。
→車検落ちたときの日記: 6.ユーザー車検2回目(DR-Z400SM)光量不足編
車検時走行距離:32900km
ユーザー車検の準備
車検を受ける以下の書類等が必要になります。
車検会場に行く前に用意するのは最低①③④⑤⑥の5点になります。
②自賠責保険証
③軽自動車納税証明書(無くした場合は市町村で取り直す)
④定期点検記録簿
⑤印鑑とクリアファイル
⑥ユーザー車検検査予約
②の自賠責は行く前に買ってもよいですが、当日に運輸支局内にある隣の建物(陸運協会)で買えるのでそこで買うのが手っ取り早いと思います。
④定期点検記録簿は実際に車体を見て作業する必要があるので整備に必要な部品を調達することを考慮して1週間前には準備を済ませておいたほうが無難だと思います。
ちなみに定期点検記録簿は300円ぐらいで購入できるみたいですが、インターネットで自作されているものでも問題ないようなのでそれ印刷して点検を実施しました。車検時に無いと買わされるっぽいので用意はしておいたほうが良いでしょう。
以上の準備ができたら国土交通省がだしているユーザー車検用のサイトで⑥検査予約をします。
↓
https://www.yoyaku.navi.go.jp/pc/reservationTop.do
検査予約が完了するとメールで予約番号がもらえるので必ず控えて行くこと。
月末は忙しいみたいですので、できれば避けたほうが良いとかあるみたいですがサイトで空き具合が○×でわかるのでそれで判断すれば良いでしょう。
試験会場も地元しか受けれないみたいなので、間違えないように注意。(ちなみに私は大阪陸運支局(寝屋川))
ユーザー車検当日
受付が14:00からでしたが、初ユーザー車検だったのでとりあえず30分前には到着しておきました。
結果受付までに書類とか書く時間がいるので30分前ぐらいがちょうど良かったです。

無事に着いたのものの書類とかどうすればわかりませんでしたが、とりあえず建物の中に入ってみるとユーザー車検用受付窓口を発見。初めてユーザー車検をやることを伝えると「検査申請書類(順番)の掲示について」という紙をいただき親切に用意できていないものに丸つけてくれました。
自動車申請書等は別棟の陸運協会で購入するので移動し、下記書類を購入します。
陸運協会では用紙等を買うためだけにある棟のようでした。
書類 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
自動車申請書(OCRシート) | \20 | 鉛筆で記載する? |
自動車重量税納付書 | \3800 | |
自動車検査登録印紙等 | \1700 | |
自賠責 | \14110 | |
合計 | \19630 |
書類の購入が終わったら大阪運輸支局棟に戻りユーザー車検用のテーブルで参考例を見ながら用紙の記入をしていきます。ここで用紙をみると1部だけ鉛筆で記載するものがあるので注意すること。
記載途中で
「鉛筆!!∑(゚Д゚)」
と、なりましたが途中でペンを変えるわけにもいかないので気づかない振りして全部ボールペンで書きました。
私はそのままボールペンで書いて出して何もいわれてませんが、鉛筆で記載と書かれているものは鉛筆で書くのが常識なのでみなさんは鉛筆で書きましょう。
すべて記入が終わったら、先ほどいろいろ親切に教えていただいたユーザー車検用窓口で検査の登録手続きを済ませ検査場へ行きます。検査は3回までらしいので今日で終われるかすごい不安でした。

検査場によってはバイクとクルマが同じレーンのところがあるみたいですが、ここはバイク専用レーンでした。
早速バイク専用レーンに入って用紙を検査官に渡します。
最初に検査官は軽く点検整備記録簿を見て外観検査を始めます。
・ハンマーでネジ類をたたいて確認→問題なし
・タイヤの溝→きちんとノギスとか使ってやるのかと思ってましたが目視のみで問題なし。
・ライトのHi,Low、ウインカー、ブレーキライト→問題なし
・排ガス、音量→ドノーマルですので問題なし
マフラーを変えている人はキャブでジェット交換しているので、マフラーだけ変えてもよく落ちるみたいです。
・クーラントタンク→問題なし。残量は突っ込まれませんでした。
・車幅→まさかの…問題あり。
検査官「あれ、短いね」
わたし「あ!!∑(゚Д゚) ハンドルエンドつけるの忘れてた…今つけてもいいですか?」
検査官「もってるならいいよ」
検査前につけるつもりがすっかり忘れてました。取り付けたら問題なく87cmだったため構造変更なしでいけました。
ちなみにもし長さが短い、長いなどあれば構造変更しなければなりません。
そして無事外観検査が終わり、ついにラインに入りました。
なんかよくわからないけどすごい感動していると同時に緊張しまくりでした。
タイヤをローラーに合わせ青色のバーを踏んでくださいといわれてましたが、
「青色のバー??(゚Д゚)」
検査官が近づいてコレコレってよく見ると足元になんか飛び出てるバーを指差してくれました。
緊張のあまりぜんぜん認識できてませんでした。
・最初にスピードメータのテスト→「○」
40km/hになったらバーから足を放すのですが2km/hで増えていくので簡単でした。
・次に前ブレーキのテスト→「○」
・前輪が終わり後ろブレーキをローラーに合わせブレーキのテスト→「○」
特に問題なく最終難関検査の「ヘッドライト検査」がやってきました。
ヘッドライトを停止線に合わせまっすぐにして待っていると→「○」
わたし「マジで!?∑(゚Д゚)」
まさかの一発合格でした。光軸合わせは前日に近所の農協の駐車場で軽くやってみたがまさか一発で通るとは…
しかもバルブも変えてないし…ひょっとして中古で買ったからライトのバルブとか改造されてるのか?
と思いながら記録器に差し込んでもらい運輸支局棟に戻り、書類を提出して無事車検シールをもらうことができました。
結果かかった費用はFタイヤ代(¥18216)+ 車検代(\19630)= 合計\37846でした。
Fタイヤ替えても車検依頼より安いためとても満足です。
最後に、事務員さんや検査官のみなさんは忙しいにもかかわらず親切に対応していただいてありがとうございました。
以上
DR-Z400SM用 車検豆知識
●ヘッドライト対策
DR-Zのヘッドライトの暗さの原因は原付のライトと同じなために光量が少ないとのことらしいです。
私のDR-Zは車台番号からDR-Z400SMK6だと思いますが初年度登録日が平成19年ということもあり、レンズカットの修正版が入っているため今回は1発合格できたのではないかと思います。
①ヘッドライトの汚れ(くすみ?きばみ?)を落として光量をアップさせる。
②電圧を上げる。
今回点検作業時に電圧を測定したところ、電圧は以下のとおりでした。
エンジンをかけていない場合のバッテリー→12.3V
バッテリ12.15Vのときライト→12.08V
エンジンかけて→13.33V
エンジンつけてライト→13.23V
オルタネータがダメになってくると12.3Vぐらいしか出力しないらしい。普通は13.5V~15Vみたいです。
オルタネータが死にかけていると車検に通らないのではないかと思います。
③バッテリーから直接ライトに接続する。これは純正ハーネスのロスより直接バッテリーから引くほうがロスが少ないため明るく光るというものだと思いますが、今回電圧確認時は特に電圧降下がみられなかったのでロスがそこまでなかったんじゃないかと思います。
④ライト光軸は検査場の外をでて近くにテスト工場というのがあるのでそこでやってもらうと良い。
(有料で1箇所1400円ぐらい…?)
⑤高効率のライトを使う(PIAAがお勧めで3200Kか4000Kぐらいが良い。)
●排ガス対策
・プラグを新しくする。可能であれば熱価下げ
・オイル交換
・キャブで燃料を少なく調整する。
・その場でできる裏技→エアクリをとる。